忙しい人のための法セミ・TKC共催シンポ
どうも、桜上水です。
昨年度より気にかかっていた日本評論社+TKCの共催シンポに参加しましたので、忙しい人のためにエッセンスをお伝えしようと思い、サクッとまとめてみる次第。
■新司法試験の問題の出来について
短答式も論文式も良問ということで一致らしい。
(短答式)
パズル問題は減り、基本的な知識の確認という意味で良問化しつつある。理論と実務の架橋という意味での発展の余地は残されているものの、回を重ねる毎に批判への反省を踏まえた問題が作成され、旧司法試験時代のものとは様変わりしている。
(論文式)
答申の趣旨に従った問題作成であると思われる。
ということらしい。
個人的に会社と民訴がアレで良いのか頭を捻るし、無理に融合問題を狙わなくても良さそうだなとは思います。
■判例の勉強の仕方(ミニマム)
判例百選の事実と判旨レベルで把握しておくことが必要。新版が出ていない百選をも考慮して重判で補う必要はあるだろう、とのこと。
従来各所で自身が指摘したのと一致したのでひそかにニヤリとしながら聞いていました。ま、誰でも同じこと言うのだなというのが確認できて、それなりに意味はあったような。
■とっつきかた
簡単な本から厚い本へと進むのが良い。全貌を把握できていないのに細かい情報を受容しようとしても無理、とのこと。
これも上記と同様で、薄くて全体を通覧できる本が良いのは鉄板ということで。道垣内弘人「ゼミナール民法入門」が驚くほど読みやすく、エッセンスも満点。我妻先生が堅苦しくて辛いという方にはオススメです。ただ、他の民法の体系書はお書きになられていないのが残念(共著とかで親族法の本はあるけど。担保物権の本は何故かⅢという思わせぶりな題名になっています)。
尊敬してやまない伊藤眞先生が「道垣内弟(道垣内弘人教授)は驚くほどの天才。」と仰せになる位の傑物。日経新聞社刊。
法学教室の連載の最後に「ひとこと」があるけれど、なんか言い訳がましいのは、後ろめたさの反映か。
(「民法かゆいところ」の頃は「ひとこと」欄で結構面白いことを書いていました。)
というわけでエッセンス的には以上。
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