忙しい人のための法セミ・TKC共催シンポ

どうも、桜上水です。

昨年度より気にかかっていた日本評論社+TKCの共催シンポに参加しましたので、忙しい人のためにエッセンスをお伝えしようと思い、サクッとまとめてみる次第。


■新司法試験の問題の出来について
短答式も論文式も良問ということで一致らしい。

(短答式)
パズル問題は減り、基本的な知識の確認という意味で良問化しつつある。理論と実務の架橋という意味での発展の余地は残されているものの、回を重ねる毎に批判への反省を踏まえた問題が作成され、旧司法試験時代のものとは様変わりしている。

(論文式)
答申の趣旨に従った問題作成であると思われる。

ということらしい。

個人的に会社と民訴がアレで良いのか頭を捻るし、無理に融合問題を狙わなくても良さそうだなとは思います。


■判例の勉強の仕方(ミニマム)
判例百選の事実と判旨レベルで把握しておくことが必要。新版が出ていない百選をも考慮して重判で補う必要はあるだろう、とのこと。

従来各所で自身が指摘したのと一致したのでひそかにニヤリとしながら聞いていました。ま、誰でも同じこと言うのだなというのが確認できて、それなりに意味はあったような。


■とっつきかた
簡単な本から厚い本へと進むのが良い。全貌を把握できていないのに細かい情報を受容しようとしても無理、とのこと。

これも上記と同様で、薄くて全体を通覧できる本が良いのは鉄板ということで。道垣内弘人「ゼミナール民法入門」が驚くほど読みやすく、エッセンスも満点。我妻先生が堅苦しくて辛いという方にはオススメです。ただ、他の民法の体系書はお書きになられていないのが残念(共著とかで親族法の本はあるけど。担保物権の本は何故かⅢという思わせぶりな題名になっています)。
尊敬してやまない伊藤眞先生が「道垣内弟(道垣内弘人教授)は驚くほどの天才。」と仰せになる位の傑物。日経新聞社刊。

法学教室の連載の最後に「ひとこと」があるけれど、なんか言い訳がましいのは、後ろめたさの反映か。
(「民法かゆいところ」の頃は「ひとこと」欄で結構面白いことを書いていました。)


というわけでエッセンス的には以上。

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択一の勉強方法

どうも、桜上水です。

微妙に鼻風邪っぽい鼻の調子ですが、クーラーのリモコンが手放せない残暑なだけに、いかがしたものか思案に暮れております。


それはさておき、@表題。

自身が満点を取れたとかいうのではありませんが、下記一般論は間違いなく指摘できそうな点ですので、公開する次第です。


■基本的な勉強方法
・条文の素読と百選読破が全国スタンダードの勉強方法です。
・問題形式での演習、肢別形式での演習は好みにより採用して下さい。両者でも可。
・体系的な理解を基礎知識レベルで(民法ならSで沢山)行う。

※憲法→芦部(原理、人権)と百選、条文(統治は特に)
/行政→百選と条文(個人情報保護法等)
/民法→S(orダットサン)と条文、百選(家族法では特に)
/刑法→条文と百選〔鉄板です〕
/会社→神田と条文(設立とか普段見ない分野は本当に辛い)
/商総商行為→百選(出題のほぼ全部)と条文
/手小→弥永(?)
/民訴→条文と要件事実
/刑訴→百選と条文

■解答時の注意点
・「1問を解くのに2分だ」ということをし過ぎる程に意識して解く。
・知識問題の場合には知らないものには「△」や「?」をつけておく(復習時の便宜)。
・マークミスのチェックのために5分間は残しておく(90分の試験なら85分で解く)。
・「正しいもの」「誤っているもの」のどちらを選ぶのかを注意しすぎる程に注意する。
・「組み合わせ」なのか「正確に正誤を振り分ける」なのかを意識する。

■復習時の注意点
・解答後、間を置かずに○×をつける。「丸付けが終わるまでが模擬試験です(by岩崎茂雄)」
・○×をつけた後、可及的速やかに復習に着手する(時間がかかるけどメゲない)。
・肢は1つずつ正確にチェックする(条文を読むのをサボらない)。
・勘で○だったものについては特に注意して復習する(センスを磨く意味でも)。
・何で間違ったのかを考えながら復習する(次の勉強の指針とするために)。


非常に一般論でありますが、以上を繰り返せば点数は伸びます。間違いなく。


択一試験を初めて受験される方に向けての取り敢えずの目標としては
①平成19年度(or20年度)の過去問を全部解いてみて、丁寧に復習
②刑法の百選を2冊(総論・各論)読破
③総商行為の百選を読破
④憲法の条文を3回以上通して読む
までを済ませ、9月のTKCに臨むのが良さそうです。

①は要求されるレベルを知るために
②は一定限度の知識を入れておくと問題が簡単に解けることを知るために
③は総則商行為の問題の特性を体感するために
④は憲法の問題の条文忠実度を知るために
必要な作業です。

おそらく上記①~④をこなして日々の法科大学院での勉強を普通に過ごしていれば
平均点+20点あたりの水準で得点できるものと思います。

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検証も大切です。

どうも、桜上水です。

別件が見事今朝未明に納期をちょい過ぎて終了し、ほっと一息をつきつつ、本日24時が別途の大切なゼミの締切でありまして、さて大丈夫なものかと少々の不安に駆られております。

…「ブログ更新する暇あるじゃねぇか」という至極ごもっともなツッコミは聞かなかったことにするとして。


さて、@表題。

勉強方法は複数人で集まって検討すれば「三人寄れば文殊の知恵」式に素晴らしいものができるかといえば、実はそういうものでもなく、参加メンバーの個性とか場の雰囲気とか音頭を取る奴の勢いみたいのも多分に影響するのでありまして、『絶対的王道』はそもそも存在し得ないものだと考えています。

で、その検証方法なのですが、本年度で言えば法学セミナー644号(2008年8月号)やら受験新報690・691号(2008年8月号・9月号)あたりの新司法試験の分析記事を読んでみると、「○○の傾向がある」、「××の勉強は欠かせない」とかのご指摘がなされていたりするのでありまして、これがそのまま勉強方法・ゼミ運営方針の参考になるわけです。

何故かといえば、目先の目標(本来の目標は新司法試験よりも2回試験よりもずっと向こうの実務に出てから先にある筈ですので)であるところの新司法試験の出題を分析して、そこから出題者が求めているラインに達するように勉強することは、あらゆる意味で間違っていない方法になりますので、当然に参考にできる記事な訳です。

このように新司法試験の分析を参照しながら自らの勉強方法を検証することで、少なくとも「間違った方向に邁進すること」を回避することができますし、安心して勉強を進めていくことが可能となります。その意味で常に検証を続けていくことが大切だと思うのです。

この点で新司法試験の論文出題趣旨が9月後半に公開されること、ヒアリング結果が発表されるのがずっと遅いことについては在学生・受験生へのメッセージ的に遅すぎだと思っています。だって出題趣旨って5月の試験後に即公表しても本来は何の問題も無いんでしょうし。ヒアリングは多めに見ても10月位には公表して欲しいものです。

と不平を述べても始まりませんので、身近で手に入るレベルで分析記事を読んでみる→勉強方法にフィードバックというのをオススメします。

短答式試験に関しては上記受験新報などで「基本書を使って解く短答式試験」とかいう特集記事も組まれますし、答えが明確なだけにメソッドも立てやすいと思います。

○条文と百選の重要度が増した。
○よって条文の素読+百選のチェックは王道パターンになりつつある。
○憲法50点、行政法50点、民法70点、民訴40点、商法40点、刑法50点、刑訴50点の配点から見ても、取り敢えず民事系は大きなヤマ
○民訴と商法は勉強量がモノを言い、点数を取りやすい(ものの皆が手が回っておらず差がつく)
○行政法に関しては平均点も低止まりの傾向

「そりゃそうだ」という感じもしますが、分析には時間がかかりますから、シンクタンクというか、雑誌の編集の方にやっていただくのが便利で、あとは美味しく結論を頂戴しましょう。貴重な時間ですから。

そうそう、それからもう一つ。
合格者から得られる情報というのも貴重です。何せもう合格しているものだから、勉強方法については喜んで語ってくれますし、自分達の勉強方法について質問をしてみても、厭わずに率直な感想を述べてくれます。若干の自慢話も笑顔で聞き流せる胆力さえあれば、身近で貴重な情報源であることに間違いはありません。

特に一度失敗してから二度目で成功した合格者は一度目の失敗時に心底凹みつつ立ち上がっているわけで、なんと言うか「受験メソッドにおける生きるバイブル」のような方法論を体得していること間違いありません。どのように凹んだか、そしてそこからどう立ち直ったのか、立ち直る過程で何を考えたか、合格を勝ち取った際の「去年と違う自分」は何か、勉強方法は?と沢山の質問をぶつけることでバイブルから沢山の情報を引き出すことが可能になるのです。

こちらも9月末頃には比較的体が空く(合格発表後は書類集め+提出で忙しいらしい)ようなので、上記の公式な出題趣旨と併せて夏以降の勉強に役立てていけば、必ずや「自分なりの王道勉強法」が確立できることと思います。

予備校がやんややんやと短答式試験の難化を騒ぎ、周囲も色めき立つとは思いますが、勉強するのも、受験するのも自分でしかありませんから、うかれず、騒がず、まっすぐに自分の道を歩かれますよう。


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去年の今頃の話

どうも、桜上水です。
暑さにかまけて更新を放置…良くない傾向です。
しかし、暑い。


さて、@表題。

昨年の今頃はロー3年生前期の試験前でありまして、周囲と同様に定期試験に追われて生活していました。特段のゼミを組むこともなく、3年前期は弱点科目の補強と関心分野の履修を目的として講義を履修していましたので、WS単位で6(3科目)、信託法、執行法、民訴ゼミに倒産法(選択科目)等で22単位分につき、試験が7個という微重めのスケジュールを乗り切った計算になります。

月曜日がハッピーマンデーで潰れている分、カリキュラムが圧迫されて定期試験が日曜日にも実施されたり、麻疹休講でもって講義自体が妙に圧縮されて実施されていたりで、今から思えば昨年度に3年生だったことというのも貴重な経験をしたものだと思っています。

さて、このまんまではただの回顧日記になってしまうので、勉強方法とかその周辺ですが、
・レポート課題の提出期限が迫っていたので8月頭までレポート作成
・定期試験終了後1週間は盆前まで図書館が開館していたので、「夏のスタートダッシュゼミ」と命名して相棒と2人で図書館籠もり
・取り扱い書籍は類型別の要件事実+要件事実ノート(大江忠著)
・周囲でゼミを組む人が多く、自分が取り残されていることを自覚し、慌ててゼミを組み、盆で「民事法Ⅰ」を読むことに
というのが骨子というか「さわり」になるわけでして、夏休みの冒頭でゼミを組めたことにより夏休みを休まずに過せたことが一番の収穫だったように思います。

1年生・2年生は自分で振り返る限りで丸々夏休んだ記憶しかなく、昨年ほど濃密な勉強時間を過ごしたことはおそらく人生で初だったように思います。

…手帳を読み返して「読むぞ!」と書いてある本がいまだに読破できていないことを考えれば、予定の立て方にも相当問題があるのですが。


ともかく、3年生の皆様は是非提起試験後に気の合う仲間と集まって、有意義な夏のすごし方について一度話し合っておくのが良いと思います。

取り返しのつかないことだけにはならないように。

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週末は浜松へ出張ります

どうも、桜上水です。

前回の更新が書き溜めたものや他資料からの転載で手抜きだったのはえもいわれぬ別件明けであったためで、決して楽をしようとか、そういうのではないのでご了承下さい。

とかなんとかいいつつ、持参品チェックリストは実は個人的に非常に良くできているつもりなので、ご活用頂ければ幸い。


さて、@表題。

先月は1つ上の学部時代の先輩が御成婚なされて、結婚式に代々木まで出かけていったのでありますが、このたび1つ下の学部時代の後輩が結婚するということで、何と浜松まで出張ることになりました。

銀行勤めの関係で全国ドコへ飛ばされても文句の言えない業種だけに、浜松という近くて遠い距離の場所での結婚式の開催は本人達にとっても誘いづらかったろうと思いますが、半年以上前に連絡をくれたので、喜んで参加させて貰う事にしました。

関東を出るのも久々となりますので、半分旅行気分で行って来たいと思います。


鰻くらいは食べて帰ってこないとね。

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体験報告:ちょっと長いですが。

新司法試験の体験報告(汎用版)

◎ 当日の持参品リスト(必須持参)
□ 受験票
□ 受験番号シール(バーコード)
□ 黒インクのボールペン(万年筆も可)
□ B又はHBの鉛筆
□ プラスチック製消しゴム
※ 受験票は当日忘れても何とかなりそう(忘れた人向けの案内紙が掲示されていたので)。
※ ペンの替軸等も前日までにチェックしておく。
※ 消しゴム等複数用意しておくと試験中も安心。

◎ 当日の持参品リスト(あると良い物)
□ 時計(時報に合わせておくと正確)
□ 座布団(五反田会場に関しては必須)
□ 飲料①(水、水類似の清涼飲料水)
□ 飲料②(眠気覚まし用/糖分補給用)
□ チョコレート(個別包装のもの)
□ 飴玉(糖分補給用)
□ ティッシュ(箱・袋から出すように言われる)
□ ハンドタオル(冷や汗・手汗を拭いたりするのに重宝)
□ 煙草(喫煙者の方)
□ 携帯灰皿(喫煙者の方→雨天時に重宝)
□ 2万円位の現金(人身事故時のタクシー利用等非常事態用)

◎ 書かれざる「当日の注意事項」等
□ 遅刻はとにかく厳禁
□ ストップウォッチは駄目らしい(?)。
□ 貸与六法は解答時間中のみ使用可
□ 試験開始の約3 0 分前に入退室不可
□ 会場基準時計は時報と一致
□ 時間差退場システムを採用
□ トイレがアホみたいに混むので注意

◎ 五反田会場固有の話
□ 倒産法は全員五反田会場(他に経済法等)
□ コンビニは駅~会場間に5件以上有
□ 会場であるTOC(東京卸売センター)内にもコンビニ有
□ 会場は13階(貨物エレベータで直通運搬)
□ トイレが異様に混む
□ 10階~13階のトイレも利用可能らしい
□ 喫煙所が屋上にもある(雨天対応)
□ パイプ椅子(めちゃくちゃ硬くて痛い)
※ 受験票到着後の会場下見をお勧めします。

◎ 3年前期~夏休みの間の過ごし方
□ 不遜なことに「合格者の話でないと意味が無いな」と思っていたので、特に受験生から話を聞くでもなく過ごす。
□ 夏休み開始後、盆に入るまでの2 週間弱を類型別の素読に費やす。
□ 盆直前に仲間内でゼミを組み、慌てて方針決定→盆の間に民事法Ⅰ読破等ゼミ創造期を迎える。
□ 合格発表後合格者を捕まえて事情聴取

◎ 3年後期の過ごし方
□ 後期は受講を5つ(①倒産法演習②裁判官の任務と責任③商法応用演習④消費者法⑤捜査法)とし、履修科目については水木の2日にまとめた。
□ ゼミは火曜日にまとめて実施するものとし、百選重判検討と演習ゼミを実施
□ 日曜夜はスカイプで旧試験過去問検討

◎ 卒業後の3・4月の過ごし方
□ 放課後は新発売の百選(刑法2冊)を潰した。
□ 重要判例解説は「動き」と解説を含め全部読んだ。
□ ゼミ内で士気を高めるため、毎週月曜の朝にメールで連絡を取り合った。
□ 3月にインフルエンザ、4月に麻疹の予防接種を実施

◎ 5月中の過ごし方
□ 新しいものには手をつけないようにした。
□ 5月に入ってからの時間は勉強に使えないと思っておく方が良い。
□ 基本的にメンタル面と体調面(睡眠習慣の調整)の維持が最重要課題。

◎ 択一の感想
□ 全体を通して条文と百選(重要判例解説4年分含む)で勝負可能。
□ 民事系については判六Pro収録判例まで見ておくと尚良い。

◎ 論文の感想
□ 必要以上に「具体的に」「事情を~」と問題文に記載してあったので、学説の対立とかを空中戦で書いてしまうと駄目っぽい。
□ ある意味で「法律学」の試験ではなく、訴訟において法律を使う能力の確認試験であったように思われ、実務を意識した事実認定能力と論理展開を試されたものだと思われる。
□ 予備校の模擬試験について漏れ聞いた範疇では、「民事系第一問を民法で」の限度で予想していたものもあったそうだが、結局ためになる問題を作成した予備校は不在だった模様。

◎ 倒産法固有の感想
□ 民事再生法についても概要がわかっていれば対応可能。( 百選の裏についている手続の
チャートを一応頭に入れておけばOK)
□ 来年以降は山本和彦著「倒産処理法入門」(ライトに学ぶ場合)と伊藤眞著「破産法/民事再生法」(しっかりと学ぶ場合)がベースになりそう。「LS倒産法」は演習向け。
□ 配点が細かく書いていないので、民事再生法について細かく書いた方が良いのかは不明。

◎ 3年生の現時点から着手しておくと有利なこと
□ 判例百選15冊の素読〔事実と判旨〕※憲2行2民3刑2訴2商3選1(商には総則商行為、手形小切手を含む)
□ 条文の素読〔判六Proで〕
□ 法学教室の購読と読破
□ 争点シリーズをこまめに読む
□ (条文音読データの作成)
□ 夏休みのうちに一度本番の疑似体験

◎ 自身が参加したゼミにおける取扱い書籍
□ 民事法Ⅰ~Ⅲ(日本評論社)
□ 法学教室(有斐閣)「演習」憲法/行政法
□ 旧司法試験過去問民法/民訴法
□ 要件事実論30講
□ 類型別の要件事実
□ 判例百選13冊
□ 重要判例解説4冊(H15~18)

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体験報告:忙しい人向け

忙しい人のための体験報告会 拾遺


■ 新司法試験受験に関する持ち物とかその辺の話
・ペンは手に馴染んだものをチョイスしておく
→結構な長時間(3+4+2+4+4=17h)字を書かねばなりませんので、新しく購入したばかりのペンなどを使用すると“ペンだこ”が出来たり、手首が腱鞘炎になったりしかねません。事前に手に馴染んだペンを用意しておくべきです。3年後期の定期試験はペンの最終選考のつもりで色々試してみる、とか。

・ハンドタオルとか目薬とか
→汗を拭いたり、手汗を拭ったりするのに何かと便利なハンドタオルも事前に机上に出しておけば使用可能です。目薬とかも同様。ティッシュは箱から出したり、袋から出したりと諸々注文がつきます。面倒臭いです。

・時計について
→時計は2個以上時報に合わせて持参しましょう。ストップウォッチを突然使用禁止(実は使えるらしいのですが…)にされたりするので、アナログ時計とかを主に使うようにしておくと◎。

・試験会場で法文は試験中のみ参照可能なので、自前の六法を持参すること。
→法文が目の前にあるのに、不正防止の観点からか法文に手を触れてよいのは論文式試験の解答時間中のみとされています。「あの条文をちょっと確認したい」のに六法が無いとかいう悲劇を回避するためにも、小型(デイリーとかコンパクトとか)の六法を用意しておくと◎。重いけど。

・眠くならず、時間もかからず、体調に異変を来たさない昼食を(その他の物々も)
→ウィダーイン×2+キットカット1かけ、あとは飴とチョコで過ごしました。急に変なことをする(酸素カプセルとか冷えピタとか)と体調に異変を来たすので、何度か試してみてから臨んで下さい。

・新司法試験体験会を実施すべき
→実際のタイムスケジュールと同じ形で新司法試験を体験しておくべき。長時間の身体拘束により自らの体調に変化(疲労の度合い)があるのか、ないのか、あるいは用便のタイミング等も知っておくことで安心に繋がる。

・2回目で合格した人の1回目の失敗談を聞こう
→M&Aが「時間を買う」とも言われるように、他の人が一生懸命考えたものをサクッと合法的に頂戴するのは素敵なことです。1回目に失敗した理由をトコトン突き詰めた結果として2回目の成功があったのでしょうから、その「1回目に失敗した理由をトコトン突き詰めた結果」を美味しく頂戴しましょう。非常に貴重です。もう合格しているのだし、比較的嬉しそうに話してくれる筈。見つけるのが難しいのですが。

・体調管理
→受験当日の体調不良は実力発揮を阻害します。特に風邪・インフルエンザや麻疹といった発熱を伴う症状が受験当日に発生した日には目もあてられません。予防接種という予防措置が取れる以上はアレルギーのある方を除き、是非予防接種を。ちょっと高くつきます。抗体検査で5000円、インフルエンザワクチンが5000円、麻疹抗体が10000円??とかです。保険外診療扱いとなり、保険が使えないので。

・マークミスの防止
→誰だってミスはします、人間だもの。でも点数を失うのはとても痛いです。「折角わかっていたのに」とか後の祭りです。悲劇。試験時間の最後の5分間はマークチェック用に時間を残しておくつもりで。

・試験期間中は終わったものを振り返らない
→前の科目をどんなに悔やんでも点数はUPしたりしません。念仏唱えて点数UPなら唱えたいところです。よって、当面は目の前の科目に我武者羅にしがみついて解いていくのみです。インターネットとか一時的に物理的切断を試みる(ルーターからコードを抜き取る等)のも良さそうです。

■ 択一対策とかその辺の話
・旧試験択一過去問の取り扱い
→新試験の傾向に適合する旧試験の択一問題は憲法で昭和56年以降、民法で昭和36年以降、刑法で平成8年以降が対象(合計で1800問位)となるそうです。予備校系からの伝聞ですが。

・肢別本の進め方
→発売日である9月中旬スタートで1日100問解くと、年内に1周可能(理論値)。肢別本を解くことにするならば、遅くとも2月までには1周しましょう。

・条文素読
→簡単な本を短い期間で読み干して、それから条文素読。判例六法は好みにより。判例がついていると具体例が読めて面白いと個人的には思います。

■ 「百選潰し」ってどうしたのさ、とかその辺の話
・取扱書籍
「判例百選」(有斐閣)全14冊と「重要判例解説」(同)4冊
・内容
参加者が各自で作成した○×式問題を所定の時間で解き、簡単に議論を行うもの。
・形式
所定の期日までに割当判例について○×式の問題と解説を作成、Yahooグループのブリーフケースに収納しておく。これを週1回、時間を決めて皆で集まって一挙に解き、直後に問題や解説にケチをつけるという会を運営。参加者は13名程度で行った。
・備考
 自分で百選の事案について○×式問題を作成してみることにより択一試験での穴というか、引っ掛けどころを体感するために発足。週1冊百選を読み込んで(重要判例解説は週2冊ずつで4冊を2週間)、参加者が作成した問題に取り組むことで、延べ2回、直前期に出来上がった問題をもう一度読み返したりすることで更なる記憶の定着が望める。形式はどうあれ、読み→確認という「頭を通す回数」を増やすことは有益だと思われる。

【サンプル】
Q073 □ 判例の考え方に従えば、708条における「不法な原因のために給付をした者」とは受益者との関係で相対的に捉えられるものであり、不法原因給付と考えられる給付であっても但書の適用の余地があると考えられる。
A073 正 →密輸のために金を貸した場合、密輸の実行犯と密輸のために金を貸した給付者の不法の程度を比較すると、密輸の実行犯の方が程度が高く、仮に708条を適用すると、密輸の実行犯が不当に利することになるという不都合が生じることから、但書の拡張がなされることになる。

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択一試験向けの勉強方法

どうも、桜上水です。

7日間連続で学校へ行く用事が入っており、久々の学生気分を味わっております。

勿論学生扱いではないのですが。


さて、@表題。

時期が時期だけに択一試験の勉強方法が話題にあがることが多く、巷の噂、旧試験時代の勉強方法、今回の新試験での勉強方法とカテゴリが多岐にわたってまとまって話したことがなかったので、折角の機会にと、まとめてみる次第。

◆巷の噂
・択一試験で逃げ切りだ!(300点超なら論文で余裕だぜ!!) だからガツガツ択一勉強しようぜ!

→択一試験で300点超えでも論文でどうしようもないと、結局残念なことになりますので、択一特化の勉強法が果たして王道なのかは自身でも結論が出ていないところです。

 ただ、平均点+30点とかの択一の点数だと、安心して論文の結果を待てるという心理面でのメリットはあるやもしれません。


・択一試験は予備校に蓄積があり、やはり予備校講座が万能である。

→確かに択一のノウハウについては予備校の蓄積には目を見張るものがあると思います。んが、択一講座と称される講義のうちで座学のような形式のインプットをするものがあると思いますが、これはいかがなものかと思っています。

 その理由は、基本書を継ぎ接ぎしたようなイマイチな内容をダラダラと列記してあるテキストを何となしに読まされているだけのもののように見受けられますし、書店に並んでいる択一六法や条文・判例本の内容と大差ないように思うからです。

 人によっては「ココを語呂で覚えられたら楽だろうに」と言う人も居ないではないですが、語呂ってそんなに良いものでしょうか?予備校じゃないと無理ですかね?

 個人的には「しょうじきもの」=「消(消費貸借)・使(使用貸借)・寄(寄託)(の3つは)・物(要物契約)」とかがお気に入りだったりしますが、それ位のもんでして。

 おそらく択一が7科目ある現状で語呂で何とかしようと思うと記憶容量オーバーになりますから、趣旨とかで理解して整理する方が効率が良いんだと思うんです。


・肢別本を3周回そう

→本当に感心します。同じ本を何回も回したことが一度もないぐうたら受験生ですので、3周とか正直感動です。でも、3周回すのってどれ位時間かかりますかね?

 1周地味に解説読みながら解いて、間違った問題だけ拾って解きなおすだけでも結構な時間がかかります。新試験では論文が択一の直後に実施されるので論文の勉強も放置できません。となれば、択一に使える時間ってのも限度があるような。

 肢別本自体は非常に有益だと思いますが、これだけに専念することはお勧めしません。教科書を読んだり、講義で単元を読んだりした後に、確認テストの意味で使って、あとは1回通して解くとか位が限界じゃなかろうか。


◆旧試験の頃の勉強法
・択一と論文は別物。択一プロパーの論点も多く、勉強方法は論文とは質が異なる。

→何度も択一の壁に阻まれ、6月頭にはアルバイト復帰していた負け組人生でしたので、やっぱり旧試験は体質に合っていないのだろうなと思います。44点までは取ったことあるんですよ。その年の合格点は45点でしたが。

 嫌いだった問題は憲法の個数問題、民法の入り組んだ択一プロパーな問題、刑法の複雑パズル問題と、全科目に不得手問題を抱えておりまして、そりゃ通るわけもなく。

 済んだ話なのでゲロしますと、08年旧試験の憲法を新試験の2日前に解いてみたら、20点中10点しか取れず、冷や汗をかきました。合格点は46点だったと聞きましたので、民法・刑法で36点取らないと不合格。いや、無理だろ、実際。

 ことほどさように旧試験の択一は嫌いです。

 おっと、勉強方法の話が抜けていましたね。自身は某リーガルマインド予備校に通っていましたので、バインダーに綴じた分厚い『基本書』を読み返す勉強方法を採用していました。だって講師が「これが基本書だ」って言うのだもの。今から思えば馬鹿千万というか、純朴では済まされない間の抜け方だったように思います。どう考えても金太郎飴答案から脱することはできなかったろうし。


・択一は足切用。論文については下三法は択一後で間に合う!

→新試験になってから、訴訟法と商法を「下三法」と呼ぶ人自体が減っているように思いますが、旧試験の頃は皆が下三法と呼び、どちらかといえば軽視される傾向にあったように思います。択一が無かったので。

 しかも両訴訟法が必須になったのもそう遠くない頃ですし、商法に至っては改正が頻繁にされていて、取り扱いが別だったようにも思います。手形・小切手がほぼ必須というのも特徴でしょう。


・新しいものは2年位出ない。

→新試験になってから聞かなくなったことの№2がコレ。商法改正なんかがあっても、2年位は改正部分について出題されないというのが専らの評判で、実際のところそうだったように思います。

 蓋を開けてみれば新しい改正部分で判例も出ていないことだし、まだ問題素材としてはこなれていないから出さないというだけだったのでしょうが、純朴というか言葉の表層しか捉えていなかった当時の自分は、「新しいし、出ないよね」が合言葉だったのでした。

 いやぁ、馬鹿だな、俺。


◆新試験の勉強法

こっからが自分の勉強方法について。

・模擬試験をできるだけ受ける

→TKCの夏、年末、年度末の3回の模擬試験は受験人口が割りと多く、自分の位置づけを客観的に知ることができます。自身は夏、年度末の2回しか受験できず、年末の第2回の模擬試験は友人から問題を見せてもらった程度でしたが、総合すれば夏の頃の成績と年度末の頃の成績と、本試験での成績は殆どおんなじ(平均点からの距離が)でありまして、ペースメーカーというか勉強方法が間違った方向に行かなかったのだということが確認できました。

(例)  夏  平均点が200点 自分の得点 230点 →年度末  平均点が220点 自分の得点 250点

という例ならば、取り敢えず勉強方法としてはナショナルスタンダードだったということが確認できようかと。

怠けたりすると平均点からの距離が縮まる(開く)ので一目瞭然です。


現3年生の方は是非夏のTKCを受験されることをオススメ致します。 


・予備校の模擬試験

→論文までフルセットで6万円みたいのが予備校模擬試験ですが、会場の雰囲気を味わい、時間配分を経験し、採点をしてもらえるという利点に払う金額として妥当なのかは非常に疑問です。

 総択みたいなのがあれば受験しようと思っていましたが、4月ともなると気は急いて、実質何にもせずみたいな日々を送ることになり、なんとも踏ん切りがつかないのです。

 それに模擬試験は復習がミソですので、解いているときに「これなんだっけなぁ」と思った部分の記憶が新鮮なうちに復習して頭に入れるという作業をしないと、積ん読より性質の悪い、金をドブに捨てるような行為になってしまいますので、これにも時間がかかるという点が悩ましいところです。

うまいこと時間をつかう方法をだれぞ考えてくれ。


・肢別本の使い方

→一人ではだらけるので、仲間内でノルマを宣言し、年末までに1周とかなんとか。結局年末までに1周したのはコツコツ地道派の1人だけで、自身は2月末までかかりましたが、どうにか1周。気になったところに線を引いておいて、あとは読み返すという作業をしました。

 使い込みすぎても微妙だし、使わないのは怖いしというのが難しい書籍だと思います。1日100問とかが限界。(集中力的に)


・百選と重判潰し

→判例百選掲載判例を細かく聞くというのが公法系の傾向だなぁと思っていましたし、勿論他の法律でも百選掲載判例は各分野の権威が選択した100個前後の判例な訳で、ナショナルミニマムだと考えましたので、これを潰すこととしました。

 で、方法なのですが、択一の問題を自分で作成してみるというアナログながら特異な勉強法を採用しました。

 事実と判旨の部分から○×式の問題を作成、これに解説をつけるという作業を10人少々で分担し、あとは所定の期日までにMLにUPして、とりまとめ、決めた日に集まって時間を決めて解くという感じ。

 百選を13冊、重要判例解説4冊をこの手法でつぶしました。結果としては非常に良かったと思います。

 問題作成をすると、引っ掛けところが見えてきますし、解くときにも引っ掛けところに留意して解くようになるので、解法の習熟に、また、問題を解く日に向けて一応全部読まないと悔しいという緩やかなプレッシャーによる周期作りに有益だと思います。

 週に1冊ずつでしたので、17週。9月~1月までかかって行いました。


・条文素読

→昨年の3月頃に受験を直前に控えた上級生が交代で条文を音読する様を見て、「いや、遅くねぇか??」と思っていましたが、自身が条文素読に取り掛かって読み終えたのも4月半ばでしたので、人のことを笑う資格はありません。

 長いこと法律を勉強していても全文を読んでみるなんてのはやってきてなかったりで、しかも法文掲載法律は結構な量がありますから、これを通読するのでも大変な時間がかかります。

 夏休みのうちにやっておけば良かったとおもったのが3月位ですので、上記の上級生もおそらく同じ状況にあったのではと思います。

 恥を忍んでこのようなことを書いているのは、是非とも時間のあるときに法文掲載法律について一度素読をオススメしたいからであります。

 ホント、読んでみろって。時間かかるから。


・問題を解いてみる

→予備校が出している書籍や、予備校以外で出している書籍で択一本試験と同じスタイルの問題になっているものを適宜解きました。

 一問一答も悪くありませんが、問題全体として解くのも有意義だと思ったからです。

 旧試験と異なるのは、肢を使って解く方法がほぼ使えない形式になった点でしょうか。5個中2、3個わからなくても、残りが明確に切れれば、どうにか解ける問題が多かったのです。
(という中途半端な意気込みだったので個数問題が出ると死亡していたのですが)

 新試験はご存知の通り「1・2・1・2」形式の問題が出ますので、生半可だと部分点しかもらえません。結構マジで意識は変えないといけないように思います。


・1点に泣く経験をしていないと、1点の重みを感じない

→勉強方法とは少しことなりますが、マインドとして、1点に泣いたことが無い人は、1点を軽視する傾向にあるように思います。

 例えば親族・相続はいいや、とか、商法総則商行為はいいや、とかのたまう御方を見かけることがありますが、どれも10点クラスの出題領域でありまして、やっておけば点数取れるのに、という分野が多く、意識としてどうなのだろうと思うこともしばしば。

 そういう自分も手形小切手を軽視して、結局1冊の手形・小切手本を通読したに止まり、案の定手形小切手で点を取れませんでしたが、4~5点はつくわけで、軽視で首を絞めた人は多いのではないでしょうか。

と、ダラダラ書きましたが、一応こんな感じの勉強法があるのだということと、旧試験の頃とちょっと変わったよねみたいのが御理解いただければ幸いです。

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どうも、桜上水です。

自身が住む埼玉県南部の市は、どうも郵便過疎地らしく、周囲の人には届くものが1日2日遅れて届く傾向にあるようです。

よく考えたら受験票だって人より遅く届いたし。


ま、階段の上り下りで運動になったので良しとしましょう。


さて、@表題。

最近どうにもハンコに目がなく、安いものでは100円均一の「済」ハンコ、他にAmazonの買い物をした際に宣伝が入っていたVistaPrint社のハンコ(100円というものだから注文したら、なんか1500円位になってしまったあたりがタダより高いものはないという諺を彷彿とさせます…)、Date表示が可能な洋物ハンコ(Smithというルミネやエキナカに入っているショップさんで取り扱っています)、と、ハンコだらけなのです。

別にハンコを押さねばならない場所ではないものの、なんとなく押してみたくなるのが日本人。

いや、そんなこともないか。

それはさておき、目下心を捉えてやまないのが、「蔵書印」なのであります。

「蔵書印」は、「この本僕のだからね!」みたいな表示ができる代物なのですが、敬愛してやまない伊藤眞先生の師である三日月先生が「一法学徒の歩み」の中で、学生は卒業のときには蔵書印位持っておくもんだという趣旨のことをお書きになられているとのことで、もうこれは買うしかあるまい、と思い立ち、でも財布の事情に配慮して、シャチハタ式のものを購入したりしたのでした。

参照URL:「miscellaneous : blog」(ttp://misc.jugem.jp/)
※直リンクは失礼かと思いましたので、頭の「h」を取ってあります。

面白がって手帳にペタンペタン押していますし、手持ちの教科書にも思いつけばペタンペタン押しております。



Photo


本を愛することとハンコを押すことは無関係だと思いますが、蔵書であることを今一度確認できて、読む気になるという点では蔵書印も勉強に一役買っているのかもしれません。

ハンコを押したいだけ、という説も有力。

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選択(ペン)

どうも、桜上水です。

チューター初日ということで、気合を入れるためにスーツで勤務して参りましたが、訪れたのは顔見知りの3組で、質問も勉強方法等でしたので、アカデミックな質問に冷や汗をかいたりすることもなく、穏当に過ごすことができました。

この時期のスーツ着用は精神的にも肉体的にも過酷だなぁ(主に暑いのが理由)と思ったり。


さて、@表題。

自身の経験では昨年度の夏ごろから周囲の話題に上っていたのが、「ペンの選択」でありまして、普段のロースクールの定期試験とは比較にならないほど長時間、しかも密接した日程で大量の論文を書かねばならない試験ですので、相棒とでも呼ぶべき「ペン」の選択は体調管理と同等の重要事項となってくるのです。

こればかりは個人の趣味や筆圧等の個性に左右されると思うのですが、一応言えることは

・黒インクで消しゴム等で消せないもの(フリクションボールペンは脱落します)
・青インクはNG(昔は大丈夫だった筈ですが…)
・長時間使用しても手首や肩に負担がかかりにくいものが素敵
・普段から使用していて使い慣れているもの

という点には留意された方が良かろうかと思います。

ちなみに、自身のチョイスは

・安価
・替え芯が比較的容易に手に入る
・手首・肩への負担が少ない
・乾きやすい

を理由にPentel ENERGELの0.7mmを利用していました。

太字でガツガツ書けるのが利点です。


実際の試験で当該ペンを使用して論述して参りましたが、実際の答案用紙は予想以上にツルツルというか、インクのノリが悪く、インクの乾きが遅かったりで、手の腹の辺りがインクで汚れたり、答案用紙が微妙に汚れたり、微妙そのものだったのでありました。

周囲のゲルインキペン利用者の声としても、「やりづれー」というのが多かったように思います。


では、勝ち組は居たのか?というのが気になるところですが、ここで登場するのが「万年筆派」でして、彼らによればインクの乾きが遅いという感覚もなく、実に快適に論述できたとの声が多く聞かれ、ゲルインキで痛い目を見た口としては、万年筆に俄然注目してしまうわけです。

本blogを閲覧されている方でペンの選択に迷ってらっしゃるかたは、是非一度万年筆も候補に入れて考察されてみてはいかがでしょうか?

勿論いきなり高価な万年筆を買え!とか文房具屋の回し者のような発言はしませんが、ブランド物の万年筆であっても、子供の手習い用の安価なラインナップが存在し、書き味は高価な商品とも大差ないとのことですから、コスパの観点からも決して贅沢なチョイスということにはならなかろうと思います。

ともあれ、どのようなペンを選ぶにしろ、当日信用して一緒に戦えるペンであることが重要です。普段から使い慣れて、替え芯もバッチリキープして、論文試験に備えておくことによって、自分を裏切らない一本になると思います。

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